皆さんは筋トレ後にお風呂に入っていますか?
筋トレ後にはお風呂に入ることをお勧めします!
今回は論文から読み解いた入浴のメリットと注意点について解説します!
また筋肥大に影響するのか?についてもコメントします。
入浴のメリット
①リラックス効果と疲労低減
一番のメリットはこちらです。
熱すぎずぬるすぎない適切な温度のお湯に入ることによって、血流速度が増加し、末梢血管抵抗が減少します。
また副交感神経を刺激し、心身を落ち着かせ、リラックス効果をもたらします。
お風呂を出た後も緩やかに体温が下がることによって、リラックス状態を維持しながら眠りにつけるということもあります。
②持久力の向上
これは論文を読んで知ったのですが、入浴やサウナなどの温熱刺激は、ミトコンドリア生合成などを高め、持久力の向上に有用であるそうです。(参考論文より)
日頃の持久力トレーニングをすることも大切ですが、アフターケアとしてお風呂に入ることで、さらに伸ばしていけることは良いですよね。
③皮膚のケア
筋トレで汗をかいた後、シャワーを浴びるだけだと油分を落とし切れていない場合があります。
油分やシャンプーの成分が洗い切れていないと、背中ニキビや肩ニキビの原因となります。
お風呂に入り、溶かして落とすということも大切です。
注意点
筋トレでケガした場合や痛めてしまった場合は、お風呂には入ることはやめておいたほうが良いです。
血流が促進されることによって、血管が拡張し、痛みが増してしまうことがあります。
シャワーでさっと流すだけにし、アイシングを行いましょう。
入浴は筋肥大に影響するのか?
結論からいうと、筋トレ後の入浴は、筋肥大効果を向上させる効果は低いそうです。(参考論文より)
一方さきほども述べたように、入浴によるリラックス効果や疲労低減効果はあることから、身体の回復が早まることによる筋トレの質向上はあると思います。
この筋トレの質向上による副次的な筋肥大効果はありえると私は考えています。
まとめ
今回は筋トレと入浴について、解説しました。
記事を書くにあたり論文を漁ってみて、入浴などの温浴刺激による心身への効果はあるようです。
日本人が古くから習慣としてきた「入浴」「お風呂」という文化を活かし、今後の筋トレ生活を充実させていきましょう!
今回参考にした論文は、小谷鷹哉,石井直方らによる、「筋力トレーニング後の入浴が筋肥大効果に及ぼす影響-筋タンパク質合成系および分解系に着目した検討-」です。
学術的にも研究が進められている分野であるので、今後の続報に期待しましょう。
他にも筋トレに関する情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。